月経困難症はオンラインの婦人科で相談できる?

月経困難症はオンラインの婦人科で相談できる?

月経困難症は、オンラインの婦人科で相談できます。問診を中心に、月経痛の程度や出血量、症状の経過を医師へ伝え、受診が必要か、薬による治療を始められるかを相談できます。

ただし、強い腹痛や異常な出血などから子宮内膜症や子宮筋腫などが疑われる場合は、オンライン診療だけで済ませず、対面診療で超音波検査などを受けることが大切です。

月経困難症とは

月経困難症とは、月経に伴う強い痛みや腰痛、吐き気、頭痛、下痢などによって、仕事や学校、日常生活に支障が出る状態です。

原因がはっきりした病気がない「機能性月経困難症」と、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因となる「器質性月経困難症」に分けられます。オンライン診療では症状の相談はできますが、病気の有無を確定するには対面での診察や検査が必要になることがあります。

オンラインの婦人科で相談できる内容

オンライン診療では、主に次の内容を相談できます。

  • 月経痛の強さや、痛みが続く期間
  • 鎮痛薬を使っても痛みが残るか
  • 経血量やレバー状の血の塊の有無
  • 月経以外の出血や、性交時の痛みの有無
  • 低用量ピルなどのホルモン剤や鎮痛薬による治療が適しているか
  • 対面診療や検査を受けたほうがよい状態か

初めて強い月経痛が出た場合でも相談できます。ただし、オンライン診療は画面上の問診が中心で、腹部の触診や超音波検査、血液検査などはできません。

オンライン診療だけで薬を処方してもらえる?

薬の処方が可能かどうかは、医師が症状、既往歴、服用中の薬、妊娠の可能性などを確認したうえで判断します。オンライン診療を受ければ、必ず希望する薬が処方されるとは限りません。

たとえば、低用量ピルなどのホルモン剤は、血栓症のリスクや喫煙状況、年齢、血圧、妊娠の可能性などを確認して使用の可否を判断します。片頭痛のタイプや、過去の病気によっては適さない場合もあります。

また、強い腹痛の原因が病気である可能性があると医師が判断した場合は、薬の処方より先に対面診療や検査を勧められることがあります。

オンライン診療が向いているケース

次のような場合は、オンラインの婦人科が相談の入口として役立つ可能性があります。

  • 以前から同じような月経痛があり、症状や周期を説明できる
  • 仕事や学校の都合で婦人科へ行く時間を取りにくい
  • 以前に婦人科で診断や検査を受けており、治療の継続について相談したい
  • 痛みの対処法や、対面診療が必要かをまず確認したい
  • 自宅から婦人科へ相談する方法を検討したい

オンライン診療を受ける前に、月経の開始日、痛みの強さ、痛みが続く日数、出血量、使用した薬と効果をメモしておくと、医師に症状を伝えやすくなります。

対面の婦人科を優先したほうがよい症状

次のような症状がある場合は、オンライン診療だけで判断せず、対面の婦人科を受診してください。

  • 以前より月経痛が強くなった、または年々悪化している
  • 鎮痛薬を使っても痛みが強く、日常生活ができない
  • 月経のとき以外にも下腹部痛がある
  • 性交時の痛みや排便時の痛みがある
  • 月経量が明らかに多い、長期間出血が続く
  • 月経以外の出血がある
  • 妊娠の可能性がある
  • 発熱、強い吐き気、めまい、冷や汗などを伴う

突然の激しい腹痛、大量出血、意識が遠のくような症状がある場合は、オンライン診療の予約を待たず、救急相談や救急医療機関の受診を検討してください。

オンラインの婦人科を利用する手順

  1. 症状を整理する。月経痛が始まった時期、痛みの場所と強さ、出血量、随伴症状、服用した薬をメモします。
  2. オンライン診療の対象を確認する。初診に対応しているか、婦人科の相談が可能か、薬の配送や受け取り方法、費用を確認します。
  3. 予約時に症状を正確に入力する。月経以外の出血、妊娠の可能性、持病、アレルギー、服用中の薬も記載します。
  4. 医師の診察を受ける。症状を説明し、オンラインで治療を続けられるか、対面検査が必要かを確認します。
  5. 指示に従って治療や受診を進める。薬が処方された場合は用法を守り、症状が改善しない、または悪化した場合は再相談または対面診療を受けます。

受診前に確認したい費用と条件

オンライン診療では、診察料のほかに、システム利用料、薬の配送費、処方箋の発行や受け取りに関する費用などがかかる場合があります。実際の金額や保険診療の扱いは医療機関によって異なるため、予約前に料金の内訳を確認してください。

あわせて、次の点も確認しておくと安心です。

  • 初診のオンライン診療に対応しているか
  • 月経困難症の相談や処方に対応しているか
  • 対面診療や検査が必要になった場合の案内があるか
  • 薬の受け取り方法と発送時期
  • 診療時間、キャンセル方法、再診の方法
  • 保険診療か自由診療か、追加費用があるか

オンラインの婦人科で相談するか迷ったときの判断

症状が落ち着いていて、治療方針や受診の必要性を相談したい場合は、オンライン診療が選択肢になります。一方、痛みや出血が強い、症状が悪化している、病気の有無を調べたい場合は、最初から対面の婦人科を優先するほうが適しています。

オンライン診療を利用する場合も、「薬をもらうこと」だけを目的にせず、検査が必要か、症状の原因を調べるべきかを医師に確認しましょう。月経痛で生活に支障が出ているなら、我慢を続けず、オンラインまたは対面の婦人科へ相談することが第一歩です。